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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科8巻9号

1973年09月発行

文献概要

視座

日本における先天股脱の治療史を省みて

著者: 片山良亮12

所属機関: 1東京慈恵会医科大学 2東急病院

ページ範囲:P.697 - P.697

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 日本における先天股脱の歴史は,明治31年1898年に小川三之助氏が名古屋の中央医学会48回常会で第1例を報告し,さらに翌32年に東京で開催された第1回日本外科学会で2例を報告したに始まつている.しかしAdolf Lorenzはすでに,3年前の1895年に非観血的整復法に成功してから,当時,僅かに1例の報告のみに止まつていた日本との間には研究面において格段の差があつたというべきである.しかるに,今日では日本も諸外国に勝るとも劣らない発達を遂げてきたことは,われわれの先輩・同僚の大きな努力によるものといわねばならない.
 日本における先天股脱の治療法の発達史は大きく3つの時代に分けることができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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