文献詳細
文献概要
臨床経験
切断指再接着の経験
著者: 生田義和1 渡捷一1 小山鉱三1 平松恵一1 平松広夫1 毛利知満1 吉村理1 中崎哲郎1 岡本則昭1 川西大司2
所属機関: 1広島大学医学部整形外科学教室 2広島県厚生連尾道総合病院
ページ範囲:P.756 - P.762
文献購入ページに移動顕微鏡を使用してのmicrovascural anastomosisは1960年のJacobsonの報告以来,日々進歩をとげてきた.我々も1966年よりsmall vessel anastomosisの研究を続けてきた。
良く知られているように,微小血管縫合の方法には,手縫いによる方法と,接着剤による方法とがあり,我々はこのどちらの研究も行つてきた,最近では手縫いによる方法で,0.5〜1.0mmの血管でもほぼ100%に近い成功率を得ている.この成功率増大の大きな要因は顕微鏡や器具の改良,発展もさることながら,最も重要なことは非常にすぐれたatraumatic needleの開発であろう.
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