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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科8巻9号

1973年09月発行

文献概要

臨床経験

Fixateur externe(Judet)の使用経験—使用方法と遠隔成績

著者: 弓削大四郎1

所属機関: 1山口県立中央病院整形外科

ページ範囲:P.774 - P.784

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 骨折片に金属釘あるいは,金属螺子を立てて,これを創外で固定して骨接合を行うという考えは19世紀に始まつたものである.
 LambotteとBoewerによつて考案された器械が作られ,少し遅れてOmbredanneも創外固定を発明した.わが国では,前田,木村,山岸式がよく知られているが,いずれも現在使用されずに歴史的なものとして文献であるのみである.放棄された主な原因は,金属材料の悪さと,抗生物質のない時代の金属釘からの感染であつたと推測されるが,また固定性の問題もあつたであろう.Greigensteinerは,2本のKirschner鋼線を上下骨片に入れて創外固定を試みているが,固定が弱く失敗している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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