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視座
人工関節について思うこと
著者: 諸富武文1
所属機関: 1京都府立医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.9 - P.9
文献購入ページに移動我邦においても,J. K.膜,OMS膜の考案により幾多の成功例が挙げられている.しかし一方これのみに頼られない場合もあり,1938年Smith-Petersonのcup arthroplastyが開発されたが,まだ満足すべき成績が得られず,ついでMooreらは1943年人工骨頭を始めて用い,骨頭置換に成功している,この場合それに使用する金属の選択が重要である.一方1946年Judet兄弟のacrylic prosthesisも開発され,実用に供され我邦でも片山教授,橋倉らの報告があるが,今や金属によるものが圧倒的に使用されている.
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