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論述
CP児の外反扁平足変形の治療—Grice-Green手術の経験
著者: 安藤忠1 高松鶴吉1 佐竹孝之1 柴田玄彦2
所属機関: 1足立学園整形外科 2福岡大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.39 - P.47
文献購入ページに移動この論文は,CP外反扁平足に対するGrice-Green6,7)法(以下G-G法)に関してのものであり,ここに含まれる経験は,肢体不自由児施設足立学園で,1965年より1972年までの間に行なわれたものである.
既にその効果の優秀性を認められているG-G法は,Griceが予言したごとくCP児にも応用されるようになり,1958年のBaker & Dodelin1)による17人の患者についての報告を嚆矢とし,1962年Mortens12)(27足),1964年Baker & Hill2)(56足)同じくPollock & Carell14),1965年Hunt9)(5足),1969年Tohen17)(12足),1970年Keats10)(63足),同じくChigot4)(43足)等が諸観点からの意見を述べているが,それ等の成績は概してわれわれを勇気づけるものである.われわれの病院でも,このG-G法はCP外反扁平足の治療に積極的に応用され,過去6年間においては,CP児の下肢手術経験372足のうち53足(14.2%)を占めている.
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