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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻1号

1974年01月発行

文献概要

臨床経験

Massive Osteolysis

著者: 植木壽一1 中村克己1 鳥飼高嗣1 山本吉蔵2 石崎文子3 和田光久4

所属機関: 1鳥取大学医学部第二内科学教室 2烏取大学医学部整形外科学教室 3鳥取大学医学部脳神経内科学教室 4鳥取大学医学部第一病理学教室

ページ範囲:P.69 - P.78

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 骨溶解をきたす疾患として骨原性腫瘍,骨転移がん,骨転移肉腫およびそのほかの腫瘍性疾患あるいは副甲状腺機能亢進症などが知られている.そのほか骨の一部が進行性に完全に吸収され,その吸収部には毛細血管が多数認められるが,一般にみられる骨の血管腫の骨吸収態度とは異なる特異な骨溶解過程を示す稀な疾患がacute spontaneous absorption of bone1),disappearing bones2)あるいはmassive osteolysis3)などの名称のもとに報告されている.このような特異な骨吸収像を示す症例はBullough(1971)4)によれば52例が報告されているが,本邦ではその詳細な報告はほとんどみられない.
 われわれは最近massive osteolysisと思われる症例を経験し,剖検を行なう機会を得たので,文献的考察とともに検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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