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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻11号

1974年11月発行

文献概要

特集 脊椎外科(第1回脊椎外科研究会より)

環軸椎脱臼骨折に対する後方固定術の経験

著者: 宮崎和躬1 桐田良人1 林達雄1 野坂健次郎1 嶋充浩1 山村紘1 笠原勝幸1 玉木茂行1

所属機関: 1天理病院整形外科

ページ範囲:P.895 - P.897

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 我々は,昭和45年10月以来,3例の環軸椎脱臼骨折に対し後方固定術および骨移植術を施行した.
 手術方法は,まず術前に透視下で脱臼が整復される姿位を確めてから,その位置で腹臥位とし第1表のごとくC1の椎弓と弓間靱帯の間を剥離し,C1の椎弓の正中線部に鋼線をとおし,それをC2の棘突起にかけて,環軸椎を固定し,同部の脱臼が整復できたことをレ線的に確認した上で,2個の長方形の腸骨片を採取し,腸骨片に2ヵ所穴をあけ,環軸椎の椎弓にとおした鋼線で椎弓と腸骨片を固定し,同部に海綿骨を添加する方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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