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特集 脊椎外科(第1回脊椎外科研究会より)
腰部椎間板ヘルニアに対する椎弓切除術の検討
著者: 桐田良人1
所属機関: 1天理病院整形外科
ページ範囲:P.914 - P.915
文献購入ページに移動本法の好発部位はL4-5間55.6%,L4-5,L5-S1間Double Herniation 19.6%,L5-S1間15.0%でL4以下の下部椎間板に95%をみ,左側に多い(1.3:1).男子に多く(3.3:1),好発年齢は男女とも同じ傾向を示し,20歳代が37.9%で最も多く,ついで3O歳代,40歳代,最少年齢は14歳,最高78歳であつた.発症の誘因を54.9%にみとめ,重量物拳上時が最も多い.腰痛および下肢への放散痛を主訴とするもの86.7%,腰痛または下肢痛のみはそれぞれ7.9%,4.4%,膀胱直腸障害7例,腓骨神経麻痺5例,菓子脱力感を5例計17例が特殊な主訴を示し1.2%あつた.
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