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特集 脊椎外科(第1回脊椎外科研究会より)
われわれの腰部椎間板ヘルニア手術療法の変遷について
著者: 土方貞久1 藤村祥一1 若野紘一1 石名田洋一1 平林冽1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.934 - P.936
文献購入ページに移動昭和26年までは,椎弓切除法が唯一の手術法となつているが,27年になり,椎弓切除後の,脊椎,椎間板への影響を考慮して,後方固定を同時に賦与せしめている.しかしこれとて全例に対して行つている訳ではない.昭和30年は後方固定が26例と,もつとも多く行われた年であるが,同時に2例のラヴ法が導入されている.ラヴ法はその後次第にヘルニア手術療法の主流となり,36年30例,37年52例,38年31例とそのピークに達した.
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