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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻12号

1974年12月発行

文献概要

論述

小児下肢切断者のリハビリテーション—特に下肢先天奇形・欠損児に対する義足装着と訓練について

著者: 加倉井周一1

所属機関: 1東京都補装具研究所

ページ範囲:P.975 - P.985

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はじめに
 最近数年間に,これまで遅れていた身体障害者とりわけ切断者や麻痺患者等肢体不自由者を対象にしたリハビリテーションが各地で積極的に行われるようになつたことは喜ばしいことである.リハビリテーションの分野の一部門を占める義肢装具についてもさまざまな問題が指摘されるようになり,医師とりわけ整形外科関係でも補装具に対する関心が高まつてきた.
 周知のように1960年に発生したサリドマイド薬渦による重篤な先天性両上肢高位欠損児を契機としてわが国でも動力義手の開発が各地で行われてきた.けれどもその結果は必ずしも障害児の実用に十分耐え得るものとはいえず,今後さらに新しい見地に立つた研究開発が望まれる次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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