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臨床経験
血友病性関節症のレ線学的検討
著者: 檜山建宇1 井沢淑郎1 陣内一保1 佐藤功1 古橋一正1 長尾大2
所属機関: 1神奈川県立こども医療センター整形外科 2神奈川県立こども医療センター血液科
ページ範囲:P.331 - P.339
文献購入ページに移動血友病性関節症について,欧米では比較的多くの研究発表がなされているが,本邦において,特に,整形外科領域での報告は少ない.
抗血友病製剤(注)の開発により,出血の管理は容易になつたにもかかわらず,反復する関節内出血による関節症の進行はさけ難いのが現状である.この関節内出血をどの程度反復すると,関節症がどの程度悪化するのか,また,変化は全く非可逆性なのかどうかなどについては未だ明らかになつていない.
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