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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻4号

1974年04月発行

文献概要

臨床経験

慢性関節リウマチの膝関節のレ線像変化について

著者: 池田一郎12

所属機関: 1国立療養所近畿中央病院整形外科 2附属リハビリテーション学院

ページ範囲:P.351 - P.354

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 慢性関節リウマチ(以下RA)は,関節を場としておこり慢性で常に進行的な炎症である.概して手指などの小関節を初発とし,それらの関節の疼痛,腫脹,変形などは日常よく経験するところである.しかし一方,大関節である膝関節もよく罹患し腫脹,疼痛を訴えて外来に受診する症例も決して少くない.むしろ坐位,立位などの特殊な生活様式をもつ日本においては,膝の機能障害を来した症例の生活の場における苦痛は少なからざるものがある.手関節,手指,足指などと異り強直,脱臼などの変形を来すことは少いが,整形外科的見地よりみれば,この罹患した膝関節の治療は今後の課題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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