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論述
特発性無腐性大腿骨頭壊死について
著者: 星秀逸1
所属機関: 1岩手医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.413 - P.422
文献購入ページに移動非外傷性の大腿骨頭壊死についてはFreund(1926)が両側性の大腿骨頭壊死について報告し,1936年特発性壊死と命名した.以前はかなり稀なものと考えられていたが,欧米では広範な調査研究がなされ,ここ10年間ではかなりの報告例がみられるようになつてきた.本邦においても最近報告例が増加し,注目をあつめるようになつてきた.とくに関節リウマチ,全身性エリテマトージス,血液疾患などの全身性異常に合併した症例や,さらにスラロイド剤大量投与後にみられる大腿骨頭無腐性壊死は増加の一途をたどつている.
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