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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻6号

1974年06月発行

文献概要

座談会

先天性股関節脱臼における各種骨盤骨切り術の検討

著者: 河邨文一郎1 岩原寅猪2 山田勝久3 香川弘太郎4 泉田重雄5 島津晃6

所属機関: 1札幌医科大学整形外科 2慶応義塾大学 3横浜南共済病院整形外科 4兵庫県立こども病院整形外科 5慶応義塾大学整形外科 6川崎医科大学整形外科

ページ範囲:P.475 - P.487

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 河邨 先天股脱は昔は内反足とともに整形外科医のめしびつの1つといわれたものです.古くて,しかも新しい問題,整形外科のある限り非常に大きなテーマでありつづけるでしよう.
 今日は,骨盤骨切り術の話,つまり観血的療法ということです.先天股脱の手術というものは非常にむずかしい点があるので,やらないで済めばそれにこしたことはないでしようが,やはり積極性を持つて取り組まねばならないような問題がある.坂口亮さんの本にも,私が前に河野左宙先生と学会で討論した時,若さのさかしらで河野先生を敗北主義だときめつけたことがありましたのを,その論争が大変面白かつたと書いてありますが,ともすれば敗北主義になりがちな自分達にむち打つて頑張つているのがわれわれの姿じやないかと思うのです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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