icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻6号

1974年06月発行

文献概要

臨床経験

長生している進行性骨化性筋炎の経過

著者: 満足駿一1

所属機関: 1国立村山療養所整形外科

ページ範囲:P.513 - P.518

文献購入ページに移動
 進行性骨化性筋炎は,身体各所の随意筋,筋膜,腱,腱膜および靱帯等に確かな誘因なく多発性に,しかも進行性に異所的骨形成を来たす疾患である.その報告は,1692年のGuy Patinの記載に始まるとされ,かなり古くから知られており,本邦でも1913年,後藤の報告以来63例を数えるが,比較的稀な疾患である.しかし,報告時の患者の年齢は,本疾患の特徴からしていずれも比較的若く,我々の症例のように36歳までも長期間生存し得ている症例は,調べ得た範囲では見当らない.今回我々は,6年間引き続き観察している36歳の本症の1例の経過を報告し,若干の文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら