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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻6号

1974年06月発行

文献概要

臨床経験

陳旧性上肢電撃傷の機能再建

著者: 倉田利威1 渡捷一2 津下健哉2 栗原敬之3

所属機関: 1広島鉄道病院整形外科 2広島大学医学部整形外科学教室 3県立広島病院整形外科

ページ範囲:P.524 - P.529

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はじめに
 電撃傷は電流が導体と導体の間に発するアークとかスパークにより生じる熱に起因するelectrothermal burnと,電流の流れている導体に触れて,人体の中に電流が流れることにより生じるtrue electrical burnとに大別される.electrothermal burnの中でも特にarc burnは広範囲で皮膚全層におよぶ火傷を生じさせるが,それより深層の組織まではおよばない.True electrical burnは表皮にとどまるものから,皮下,腱,筋,血管,神経,骨にまでおよぶものがある(第1表).電撃傷には二つの問題がある.一つは電撃死の問題,他は電撃による局所の障害の問題である.今回は局所障害について検討を加えたのでこれについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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