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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻7号

1974年07月発行

文献概要

シンポジウム 変形性股関節症の手術療法

変形性股関節症に対する股関節固定術

著者: 伊藤惣一郎1 小野勝雄1 田中耿介1

所属機関: 1新潟大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.570 - P.578

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はじめに
 変形性股関節症に対する手術的療法は,大腿骨転子間骨切り術,筋解離術,股関節固定術および関節全置換術を主とする股関節形成術およびそれらの合併手術と近年大きな進歩をとげてはきたが,治療を担当する整形外科医によりその手術の適応についての考え方になお大きな差のあることはいなめない.
 このうち進行した片側性変形性股関節症に対する股関節固定術は1回の手術で確実な無痛性と支持性が得られることで,特に重労働者に対してすぐれた手術法であることは一般に認められているところである13,14,20).また,両側例でも症例によつては,その一側に起立支持性を獲得させることが反対側に免荷による好影響を与えることはRing9),Watson-Jones13),Alvik2),Ehalt4),Boos3)らも述べているところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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