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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科9巻7号

1974年07月発行

文献概要

臨床経験

上肢に発生せる神経鞘腫12例の経験

著者: 渡捷一1 槇坪宏之1 毛利知満1 津下健哉1

所属機関: 1広島大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.616 - P.619

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 末梢神経に発生する腫瘍のうちでは,神経鞘腫がもつともよく知られている.ことに頭蓋内,脊椎管内に発生したものは,症状および予後の重篤さより注目され,多くの報告がなされているが,四肢に発生したものは重大な臨床症状をともなうことが少なく,単なる良性腫瘍としてとりあつかわれ,興味がうすいためかその報告例は比較的少ない.
 われわれが最近8年間に経験した上肢に発生せる本腫瘍は12例で,すべて手術的に摘出し,病理組織学的検査により神経鞘腫の診断が下された症例であり,その概略は第1表に示すごとくである(第1表).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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