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一歩も二歩も遅れていたわが国の脊柱側彎症の外科も故鈴木次郎教授,山田憲吾,松野誠夫,井上駿一教授らの努力によつて今日ようやく国際的水準に達したとみられる.ドイッ医学の基盤の上にたつ日本医学は,よしそれが臨床であつても,常に基礎医学的裏づけをもつて歩むことを忘れない.この特質が脊柱側彎症の研究においても物を言つて,いまや追いついて追い越す時機が来ているといえる.
脊柱側彎症の外科もvon Lackum(1948)のtransection jacket,Risser(1955,1958)のturn buckle hinging jacket,localizer castなどの保存的方法,およびHibbs(1914),Moe(1958),Goldstein(1959),Risser(1964)らの手術的方法などの時期はすでに過ぎて,Blount(1953)のMilwaukee brace,Dewald & Ray(1970)のhalo-pelvic tractionなどの保存的方法とHarrington(1962),Dwyer(1969)などの手術的方法とが治療法の主流をなすにいたつた.
脊柱側彎症の外科もvon Lackum(1948)のtransection jacket,Risser(1955,1958)のturn buckle hinging jacket,localizer castなどの保存的方法,およびHibbs(1914),Moe(1958),Goldstein(1959),Risser(1964)らの手術的方法などの時期はすでに過ぎて,Blount(1953)のMilwaukee brace,Dewald & Ray(1970)のhalo-pelvic tractionなどの保存的方法とHarrington(1962),Dwyer(1969)などの手術的方法とが治療法の主流をなすにいたつた.
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