文献詳細
特集 ウイルス感染症
III.特殊なウイルス感染症
文献概要
はじめに
B型肝炎の院内感染はいわゆる医原性疾患の一つとして重視され真剣な防止対策がとられてきたが,昨年7月の大学病院の研修医2名がB型肝炎に感染し死亡した事故をきっかけに再びマスコミに取り上げられるに至った。
B型肝炎ウイルスは主として血液を介して感染し,ウイルス汚染血液の1mlの1億分の1でも感染するほど感染力の強いウイルスであるが,高熱に弱く,またその本態の解明とともにHB免疫グロブリンやHBワクチンも登場し,その予防対策が可能になってきた。
B型肝炎の院内感染はいわゆる医原性疾患の一つとして重視され真剣な防止対策がとられてきたが,昨年7月の大学病院の研修医2名がB型肝炎に感染し死亡した事故をきっかけに再びマスコミに取り上げられるに至った。
B型肝炎ウイルスは主として血液を介して感染し,ウイルス汚染血液の1mlの1億分の1でも感染するほど感染力の強いウイルスであるが,高熱に弱く,またその本態の解明とともにHB免疫グロブリンやHBワクチンも登場し,その予防対策が可能になってきた。
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