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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科60巻11号

1988年11月発行

原著

当科における最近の甲状腺手術例の検討(第1報)

著者: 山田弘之1 矢野原邦生1 宮木良生2

所属機関: 1山田赤十字病院耳鼻咽喉科 2山田赤十字病院放射線科

ページ範囲:P.1013 - P.1017

文献概要

I.緒言
 一般にわれわれ耳鼻咽喉科医が取り扱う甲状腺疾患は,結節性病変を有し手術的治療を要するものが多い。一方で甲状腺が頭頸部領域にありながら一般外科との境界領域であることから,施設によっては手術症例数の減少を余儀なくされているところがあるのが現状である。さらに超音波検査をはじめとして,術前画像検査の普及.進歩と診断技術の向上により微細病変の発見率が向上するとともに,良・悪性の鑑別能も向上し,手術症例数はむしろ減少傾向にある。
 当科が現体制になった1986年4月から1987年8月までの1年5か月間で手術的治療(open biopsyを含む)を施行した甲状腺疾患例は31例である。短期間ではあるが全例について臨床的考察を行ったので,若干の文献的考察も加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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