文献詳細
鏡下咡語
文献概要
この「鳴門」の詩は,私が旧制徳島中学在学中に国語を教えていただいた宮本村雄先生が,大正11年に渦潮の懸賞募集に応じて当選し,以後15年にわたって国定教科書に掲載され,また小学唱歌として歌われたもので,先生白筆の詩碑が教え子たちの努力によって渦潮を見下ろす鳴門公園に建立されています。先生ぱ後年高校長になられた立派なご人格で,いつも笑顔でユーモアに富み,少し小柄のためか「ピーさん」の愛称で,全校生徒の尊敬の的でした。
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