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医療ガイドライン
音声・言語障害者に対する「身体障害者福祉法」の実践
著者: 柴川貞雄1
所属機関: 1国立身体障害者リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.169 - P.173
文献購入ページに移動I.はじめに
1.コミュニケーション障害における耳鼻咽喉科医の貢献
コミュニケーション機能は,耳で聞き,それを脳で理解し,口で話す,という三つの側面が連続して完結するサイクルとして考えられる。耳鼻咽喉科は責任領域としてこのコミュニケーションを難聴,音声・言語障害として営々と取り組んできた唯一の専門の科である。その内容をざっと挙げてみても,オージオロジー学会,音声言語医学会などにおける学術研究活動,聴力検査士,言語療法土など関係専門職の育成,学会が主導する福祉医療の研鑚と実践の振興策など,コミュニケーション障害者への貢献は測り知れず,一般に高く評価されている。
1.コミュニケーション障害における耳鼻咽喉科医の貢献
コミュニケーション機能は,耳で聞き,それを脳で理解し,口で話す,という三つの側面が連続して完結するサイクルとして考えられる。耳鼻咽喉科は責任領域としてこのコミュニケーションを難聴,音声・言語障害として営々と取り組んできた唯一の専門の科である。その内容をざっと挙げてみても,オージオロジー学会,音声言語医学会などにおける学術研究活動,聴力検査士,言語療法土など関係専門職の育成,学会が主導する福祉医療の研鑚と実践の振興策など,コミュニケーション障害者への貢献は測り知れず,一般に高く評価されている。
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