icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科60巻3号

1988年03月発行

文献概要

原著

頭頸部領域における大胸筋皮弁の二,三の応用

著者: 高橋正紘1 山本信和2 山本令子2 東さ織2 成田七美2

所属機関: 1横浜市立市民病院耳鼻咽喉科 2東京女子医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.231 - P.235

文献購入ページに移動
I.はじめに
 大胸筋皮弁は生着の優秀性ならびに遠隔部の再建に有利な点から頭頸都領域で広く用いられている。われわれも男性の下咽頭・頸部食道再建に大胸筋全部を用いる方法1)で満足すべぎ結果を得ている。遊離植皮大胸筋皮弁(skin-quiltedPMMC)2,3)は女性の頸部食道再建に有用であるほかいくつかの用途が考えられる。一力本皮弁のbulkyな特徴は頭頸部の大きな組織欠損の修復にきわめて好都合である。
 今回はこれらの自験例を報告し,大胸筋皮弁の利用方法および使用に当たって注意すべぎ点を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?