文献詳細
原著
文献概要
I.はじめに
近年スギ花粉症患者は増加する傾向にあり,また日常診療においては季節時に症状がなくてもスギのRASTまたは皮内反応が陽性を示す患者が多くみられる。今回スギのRASTまたは皮内反応が陽性でも季節性の症状がない患者がどのくらい存在するか,またその年齢構成はどうか,また季節性の症状をもつ患者との比較から,何歳頃スギに感作されそれから発症までどのくらいかかるかなどを検討してみた。
以下季節性の症状をもつものを顕性スギ花粉症RASTまたは皮内反応が陽性でも季節性の症状をもたぬものを潜在性スギ花粉症と呼ぶ。
近年スギ花粉症患者は増加する傾向にあり,また日常診療においては季節時に症状がなくてもスギのRASTまたは皮内反応が陽性を示す患者が多くみられる。今回スギのRASTまたは皮内反応が陽性でも季節性の症状がない患者がどのくらい存在するか,またその年齢構成はどうか,また季節性の症状をもつ患者との比較から,何歳頃スギに感作されそれから発症までどのくらいかかるかなどを検討してみた。
以下季節性の症状をもつものを顕性スギ花粉症RASTまたは皮内反応が陽性でも季節性の症状をもたぬものを潜在性スギ花粉症と呼ぶ。
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