文献詳細
文献概要
原著
三叉神経痛ならびに顔面痙攣に対するS状静脈洞後方からのアプローチによる神経血管減圧術
著者: 張開文1 孫志庭1
所属機関: 1空軍襄樊病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.329 - P.332
文献購入ページに移動I.はじめに
三叉神経痛と顔面痙攣は中・高年者に比較的多くみられる疾患である。1977年Jannettaら1)が顔面痙攣に対し神経血管減圧手術が有効であることを詳細に報告して以来,多くの研究者がこの術式を追試してきた2〜4)。
従来からの方法は主として迷路の後方から神経血管に到達する方法であったが,著者らは1985年以来,S状静脈洞の後方から到達する力法で手術を行い,良好な成績が得られたので報告する。
三叉神経痛と顔面痙攣は中・高年者に比較的多くみられる疾患である。1977年Jannettaら1)が顔面痙攣に対し神経血管減圧手術が有効であることを詳細に報告して以来,多くの研究者がこの術式を追試してきた2〜4)。
従来からの方法は主として迷路の後方から神経血管に到達する方法であったが,著者らは1985年以来,S状静脈洞の後方から到達する力法で手術を行い,良好な成績が得られたので報告する。
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