文献詳細
原著
文献概要
I.はじめに
正常外耳道の形態に関する計測値の報告は比較的少ない。これは適切な方法がなかったためであろう。方法としては屍体を用いたものが主であった。しかし最近は高分解能CTを用いることにより,生体で耳介,軟骨部外耳道,骨部外耳道すべてにわたりその自然の関係を保ったまま形態を観察,計測することが可能となった。
今回,われわれは成人の側頭骨CT写真を用いて外耳道の長さ,径,峡部,屈曲の状態などを軟骨部外耳道,骨部外耳道両者こわたって観察,計測したのでここに報告する。
正常外耳道の形態に関する計測値の報告は比較的少ない。これは適切な方法がなかったためであろう。方法としては屍体を用いたものが主であった。しかし最近は高分解能CTを用いることにより,生体で耳介,軟骨部外耳道,骨部外耳道すべてにわたりその自然の関係を保ったまま形態を観察,計測することが可能となった。
今回,われわれは成人の側頭骨CT写真を用いて外耳道の長さ,径,峡部,屈曲の状態などを軟骨部外耳道,骨部外耳道両者こわたって観察,計測したのでここに報告する。
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