icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科60巻8号

1988年08月発行

文献概要

原著

当科における慢性中耳炎の臨床集計—とくにめまいと内耳瘻孔について

著者: 大上研二1 関谷透1 野口高昭1 植木篤雄1

所属機関: 1山口大学医学部耳鼻咽喉科学講座

ページ範囲:P.639 - P.643

文献購入ページに移動
I.はじめに
 慢性中耳炎は耳鼻咽喉科領域において重要かつ頻度の高い疾患である。その初発症状,臨床経過(随伴症状,再燃の有無など),聴力検査,平衡機能検査などの検査所見は個々の症例により多岐にわたる。手術的治療法,とくに鼓室形成術についても鼓膜,中耳腔の再建法は個々の症例により各種選択されている。
 今回当科において過去5年間に手術を行った慢性中耳炎症例191例について,その臨床所見を集計し若干の知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?