無汗性外胚葉形成不全(anhidrotic ectodermal dys—plasia)は,無汗症,乏毛症,乏歯症を三主徴とする先天異常と考えられる疾患である。この三主徴以外に鞍鼻,萎縮性鼻炎,前額部突出,口唇突出,歯牙発育異常,耳介変形など,さまざまな特微的所見を示す。本症は生下時より無汗,発汗低下を認め,そのため体温調節が困難となり,小児科や皮膚科を受診する場合が多いといわれている。少し長じて乳幼児期には歯牙の発育不全のため歯科を受診する場合も多く認められる。耳鼻咽喉科への受診は少なく,受診年齢も学童期以降がほとんどで,受診理由は萎縮性鼻炎や鞍鼻などを主訴とする場合が多い。この無汗性外胚葉形成不全症は,多彩な臨床的特徴を示す典型例から,注意しないとその臨床的特徴を見出せないものまで,発現形態はさまざまのようである。供覧する症例は14歳の少年に認められた典型例と考えられる1症例である。
雑誌目次
耳鼻咽喉科・頭頸部外科60巻9号
1988年09月発行
雑誌目次
目でみる耳鼻咽喉科
原著
真珠腫性中耳炎の遺残再発
著者: 星野知之 , 佐藤大三 , 伊藤久子 , 石崎久義 , 野末道彦
ページ範囲:P.703 - P.708
I.はじめに
真珠腫性中耳炎のために手術を受け長年月たってから再発したり,長い期間にわたって何度も再発を繰り返している症例を最近数例経験した。初回手術の例と違う点がいろいろあり,こうした症の検討は慢性中耳炎ことに真珠腫性中耳炎を手例の検討は慢性中耳炎ことに真珠腫性中耳炎を手術するものにとってさまざまな示唆を含んでいるので紹介したい。再発はすべて遺残によるもの(residual)で,再度陥凹して起こったもの(recur—rent)ではない。
迷路から中耳腔へ進展した聴神経腫瘍の1例—中耳炎を併発し治療に難渋した症例
著者: 暁清文 , 柳原尚明 , 横井隆司 , 近森義則
ページ範囲:P.709 - P.713
I.はじめに
聴神経腫瘍は内耳道に発生し内耳孔から小脳橋角部へと進展するのが普通であるが,まれに末稍方向に拡がって迷路内に進展したり,迷路内に原発性の腫瘍が発生することがある。このような迷路内聴神経腫瘍にはその存在を疑わせるような特徴的な臨床所見はなく,小さいうちはX線検査やCT検査によっても写し出されないので診断は難しい。とりわけ原発性の場合は一定の大きさに達するまで迷路や内耳道の画像に異常所見を呈さないので診断は非常に困難である。実際これまでの迷路内聴神経腫瘍の報告のほとんどは,迷路摘出術のさいに偶然に発見された1〜8)か,死後の側頭骨病理検査で発見された9〜13)ものである。
今回報告するのは聴神経腫瘍が迷路からさらに中耳腔へと進展していた症例であるが,発見時すでにかなり大きくなっていたので原発部位が内耳道であるか迷路内か確定することは不可能であった。本例は中耳炎の合併がみられたことから3回に分けて摘出術を行ったが,手術後も再発して治療に難渋した。本例の手術所見ならびに治療経過について述べるとともに,迷路内聴神経腫瘍について文献的考察を行ったので報告する。
突発性難聴様発症後聴力の著明な回復を示した聴神経腫瘍の1症例
著者: 川上理郎 , 貞岡達也 , 上杉康夫 , 東川雅彦 , 越智真理 , 川上友美 , 奥村雅史 , 牧本一男 , 高橋宏明
ページ範囲:P.715 - P.719
I.はじめに
近年CT scan, ABRなどの発達により聴神経腫瘍の診断は大きく進歩し,いわゆるear tumorや難聴のない聴神経腫瘍の報告も散見される。が一方,非典型的臨床経過をたどり診断が困難な症たのであるが,1年後再び同様の聴力低下を生じ,そのさいCT scanにて小脳橋角部腫瘍が発見されたものである。ここに症例を提示し,文献的考察を加えて報告する。
上顎洞aneurysmal bone cystの1例
著者: 加納晃 , 滝元徹 , 古川仭 , 宮崎為夫 , 梅田良三
ページ範囲:P.721 - P.725
I.はじめに
頬部腫脹を主訴として受診した患者を診断するさいには,単なる嚢胞から悪性腫瘍まで幅広く疾患を考慮する必要がある。今同われわれは左頬部腫脹を主訴として受診し,穿刺により血性の液が吸引されたため当初はいわゆる上顎洞血瘤腫の疑いがもたれたが,精査を進めて最終的に病理にてancurysmal bone cyst(動脈瘤様骨嚢腫)という,鼻副鼻腔領域ではまれな組織診断を得た1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
慢性副鼻腔炎,上顎癌患者のNK細胞の検討
著者: 斉藤久樹 , 朴沢二郎 , 盛庸 , 太田修司 , 神均 , 谷田次郎 , 工藤肇 , 高松秀悦
ページ範囲:P.727 - P.733
I.はじめに
上顎癌患者に慢性副鼻腔炎の既往歴の多いことが報告1)されている。Burnet2)は発癌における免疫監視機構(immunological survcillance)の仮説を提唱したが,著者らは慢性副鼻腔炎患者の免疫監視機構に興味をもち,慢性副鼻腔炎ならびに上顎癌患者血清中,鼻汁中免疫抑制酸性蛋白(im—munosupprcssive acidic protein,以下IAPと略称)値が高値を示すことを報告3)した。今回はtwo-colorフローサイトメトリー分析4,5)を用いて慢性副鼻腔炎,上顎洞癌およびその他の鼻副鼻腔悪性腫瘍患者末稍血中のnatural killer (NK)活性細胞を測定し検討した。
超音波検査で指摘可能であった甲状腺微小癌の1例
著者: 山田弘之 , 矢野原邦生 , 宮本良生
ページ範囲:P.743 - P.746
I.緒言
甲状腺癌においては現在のところ早期癌の臨床的概念はなく,従来のUICCのTNM分類のごとく腫瘍の大きさもその予後を考えるうえで重要視されなかった。その理由として甲状腺癌の予後が一般に良好でかつ臨床経過が長いことが挙げられる。また一方で甲状腺癌は無症状で経過し,また触診のみのスクリーニングに終始してしまうので,つい小さな癌を見逃してしまっていたためとも言えなくはない。
最近甲状腺の微小病変の発見に超音波検査が多用され,機器の進歩もあり,甲状腺癌の発見率は上昇傾向にある。最大径10mmφ以下の小型癌,さらには5mmφ以上の微小癌の発見には超音波検査は必須であり,このような微小病変の発見がひいては早期癌の臨床的概念を確立するかもしれない。UICCの1985年案ではTNM分類中T分類を腫瘍径によって分けてはとの報告もあり,今後微小病変の発見はわれわれ甲状腺癌を扱う老にとってはより一層重要視せねばならない目的となりうるものと考えられる。
耳下腺腫瘍鑑別診断基準についての検討
著者: 林裕子 , 山本英一
ページ範囲:P.747 - P.752
I.はじめに
超音波診断装置の高性能化に伴い表在腫瘤の超音波検査の診断的意義も増し,件数も増加しつつある。現在表在腫瘤のうち乳腺については超音波診断基準が確立されている1)が,耳下腺腫瘍の超音波診断基準は提唱されている2,3)もののいまだ確立されたものではない。そこで今回私どもは耳下腺腫瘤を病理組織学的に分類して,その各群の超音波所見によるレーダーチャート図を作成し,それぞれの特徴についてまとめ,若干の検討を加えたので報告する。
外耳道良性腫瘍3症例—263症例の検討
著者: 内田利男 , 高川直樹
ページ範囲:P.753 - P.756
I.緒言
外耳道を原発とする腫瘍は他の部位から発生する腫瘍と同様に良性と悪性とに分類されるが,ともにその発生頻度は少ない。外耳道腫瘍の主訴は難聴,耳閉塞感,外耳道腫瘤形成,耳痛などである。良性腫瘍は症状の発現が遅れるために受診までの期間が長いことがしばしぼである。また社内・学校健康診断時に外耳道腫瘍を指摘され,耳鼻咽喉科の受診を勧められ,診断される症例もある。
今回昭和60年から61年までに外耳道良性腫瘍3症例(唾液腺単一形腺腫,乳頭腫,母斑細胞母斑)を経験したので報告する。杉浦1)は1900年から1970年までの70年間に報告された159例を統計分析している。われわれは1971年から1987年までの17年間の104例を検討し,さらに両者の263例についても腫瘍の推移の検討を加えた。
鼻腔inverted papillomaの治療法
著者: 溝尻源太郎 , 柴裕子 , 蓼原東紅 , 矢田恒雄 , 井上健造
ページ範囲:P.757 - P.761
I.はじめに
鼻腔に発生するinverted papillomaに関する報告は内外を問わず数多くみられ,論点は①悪性像を伴うあるいは悪性化するものがあること,②高い頻度で再発すること,の2点に集約される。
悪性像あるいは悪性化の診断は術前の生検,術中の迅速診断,術後の摘出標本の検索などで病理医に委ねるべき事項であり,悪性像が確認されれば癌としての治療が必要になる。
二重染色法による頭頸部進行癌末梢血リンパ球サブセットの変動
著者: 佃守 , 久保田彰 , 吉田豊一 , 宮田佳代子 , 澤木修二
ページ範囲:P.763 - P.768
I.はじめに
担癌患者の免疫能の測定は治療効果の判定,再発の早期発見,予後の推定など,癌治療の一翼として大切であることが判明している。
免疫能の指標としてさまざまな免疫パラメーターが応用されているが,それぞれのパラメーターに特徴があるので,個々の意義を十分に把握するとともに異なった免疫パラメーターを組み合わせて総合的に判断することが大切であると考える。
鏡下咡語
私のアルバイト
著者: 石川哮
ページ範囲:P.736 - P.737
私が大学2年生の時,下宿していた家の御主人が広島出身であった。当時,すでにその主人は読売新聞社のお偉方であったが,若い頃苦学して大学を卒業した話を時々聞かされた。この世代では〔苦学〕という経験をした人は沢山いたが,この人の稼ぎ方は独特であった。筆の軸に字を刻ることで生計を立てながら学校に通ったということであった。笨屋の店頭に並べてある筆の軸をみるとすぐわかるが,何文字かの字を入れその下に筆屋の銘が刻り込んである。安筆には焼き印か,印刷した紙が張ってある。刻師(ほりし)は筆の卸屋にとって必要な職人であり,1年を通して刻の仕事があり,年末には書初め用として沢山の筆が刻師のところに持ち込まれる。御主人の現在の仕事は全くそれと無縁であったため,実際に刻るところはなかなか見せてもらえず,手真似で覚えたその家の奥さんに見せてもらった。これは面白いと思った。それに加えて,私自身もアルバイトを必要としていたので,この技術を身につけようと思い立った。奥さんに頼んで1本の彫刻刀と穂先のない竹製の筆軸のみを沢山手に入れて,まず〔一〕の字を刻ることから始めた。見るとやるとは大違いで,刀が滑って竹軸に食い込ませることすらできなかった。刀を動かすというより軸を回しながら削るのが呼吸である。なんと1週間かかって〔一〕の字がやっと刻れるようになった。そして,縦棒,はね,点,等々,漢字のつくりすべてが自由に刻れるまでには大変なことだと自信がなくなった。奥さんの話では,数人の人たちに教え始めたが,今まで1人も最後までやる人はいなかったということであった。御主人は「どうせすぐ嫌になる」と思って口も手も出さなかったが,1か月ほどで字らしくみえる刻りを見せたところ,「よし,教えてやろう」といって腰を上げてくれた。広島出身の御主人が持っていた技術は〔広島刻り〕といって,肉太の楷書で,力強い字型であり,〔奈良刻り〕,〔江戸刻り〕は細い柔らかい字型であることを知った。それは彫刻刀の三角の角度が基木的な違いで,広島刻りは90°に近く,奈良刻りは60°ぐらいである。私は広島刻りを習ったことになる。広島の筆所は熊野であり,数年前,彫刻刀を買おうと思ったが,どこにもなく,この熊野まで行ってやっと手に入れたものである。字を刻るということだけでなく,当然のことながらその刀の刃を研ぐ方法も覚えなければならない。荒砥と仕上砥を使い,虫眼鏡で三角刀の先端を見ながら研ぎ上げる。大体100から150字刻るごとに研がなければならない。また刻り上がったあと色を入れるが,〔ふのり〕を煮て,そこへ〔泥絵具〕を入れて,一様になるまでよく混ぜたものを使う。今はふのりも泥絵具も簡単には手に入らない。泥絵県は〔群青〕〔緑青〕〔朱〕〔金粉〕などであった。神田へ買いに行ったものである。数年前その前を通ったが,店はなかった。その色で刻りを埋め,乾いたあと,しぼった手拭でまわりの色を拭き取る。この色つけをすると一段とよく見える時と,どうにも見られない字になる時と極端な差が出る。字になるようになってから,御主人が筆屋を紹介してくれたので,そこからお金になるようになった。何と習い始めてから3か月にもなってしまった。2年ほどするとかなり刻りのスピードも出て,1本の筆に五文字ぐらいの簡単なものなら1日で1,000木ぐらい刻ることができるようになった。当時いくら物価が安かったとはいえ,1字20銭では,1本5文字で1円,1,000本で1,000円で,これが精一杯であった。しかし〔二コ四〕の時代であったから決して悪い収入ではないといえよう。一番辛かったのは年末の書初め用の筆刻りであった。筆屋のおかみさんが筆を持って私の宿にやってきて,〔今,300本刻ってくれ,それまで待たしてもらう〕というようなことがよくあった。しかも,私が出入りしていた筆の卸屋は四軒で,私の宿でかち合って困ったこともあった。医者になってからも,時々東京の筆屋が高価な筆を持って千葉まで来て,刻ってくれと頼まれた。昭和36,7年頃のことだが,東京には5人の刻師しかいないという話であった。若い人はこの種の仕事はもうやらなくなるだろうとも言っていた。今はもうもちろん頼みには来ない。ともかく,学生時代にはそのお陰で生活にも学費にもあまり不自由はなくなった。とはいっても,いつも筆刻りばかりしているわけにはゆかない。アルバイトはあくまで本業あってのアルバイトである。レポートや試験の時には筆刻りをしない日が1〜2週も続いて,食べるのに窮することもしばしばあった。持ち込まれている筆をあわてて刻り,筆屋に走り,何ほどかの刻り賃をもらって,その帰りに魚市場へゆき,6〜7本のサンマの盛りを数十円で買って急場を凌いだこともある。Remingtonのタイプライターを質屋に入れ,2週間ほどアルバイトをせず,時間ができたところで一所懸命刻って,流れる寸前に質屋から下ろしたこともある。こんなせっぱ詰まった話も今思えば,なかなか面白い経験ではあった。神田の筆屋に仕上がった筆をとどけて帰りに,屋台でコップ1杯30円の焼酎とやきとり1本が,いかにおいしいものであったかも,年末の実入りで豪勢に,近所のトンカツ屋で200グラムのトンカツをあげてもらい,堪能したのも愉快な体験だと思っている。30年近く経った今,これらの経験を思い出として回想するだけでなく,現実にこの筆刻りの痕跡が,右手の中指に残っている。三角刀を中指で支えて刻るため,指先がひどく曲がってしまい,それが元に戻らなくなっている。異常な肩凝りも,このせいかもしれない。今の私は気が向くと,時に刻台に向かって般若心経でも刻るくらいのところである。刻り台といっても,坐って上腹部のところまでの高さで,幅50cmぐらいのものである。引出しがついていて,削りかすを受けるようになっている。太筆から細筆までの筆軸を支える溝を台縁に数個作り,そこに灯りが当たるようにスタンドを設置してある。最近,大学院を卒業し,博士号をとった数人の教室員が,記念にこの刻台を新しくしてくれた。道具が備えられた後は,刻るも刻らぬも私の気分次第ということになる。時間を作って趣味としてもう少しやってみたいと思っている。そのためには字を勉強しなければならない。私は隷書が好きである。もちろん見る方で,書くことはできないが,お手本は買い込んである。買っただけでほとんど手習いはしていない。いつになったら体がそちらに向くか心細い限りである。先日,奈良へ行った時,筆屋の店頭に並ぶ筆の中に隷書が刻ってあるのを見て感心した。私も試してみようと思っている。趣味で刻るとすると,もう一つ困ったことは,軸に字の刻っていない(無印)筆を手に入れることである。しかも上質の軸は上質の筆に使っているので,1本の値が高いことになる。熊本の筆屋で10本ほど無印の2号筆を仕入れてもらった。これで数万円になる。熊野にでも行って相談してみようと思っている。
何人かの先生には私の刻った筆をもらっていただき,何人かの方々は大変喜んで下さった。職人の域を出ていないが,もう少し魂をつめていろいろな字を刻ってみたいと思っている。
私は知りたい
インターロイキン
著者: 澤木修二
ページ範囲:P.739 - P.741
I.はじめに
癌の治療法として手術,放射線,化学療法に加えて,第四の治療法とでもいうべき免疫療法が登場し,その効果が期待されている。製剤は生物学的反応の見地からbiological response modifier(BRM)と総称される。すでに種々の製剤が出されており,それらは別の観点から非特異的免疫療法剤ともいわれる。
その作用機序を点検すると,生体において腫瘍細胞傷害活性をもつキラーT細胞などを活性化し,それにより腫瘍に対応しようというものである。化学療法が直接腫瘍細胞を死滅させるのとは大いに異なっている。この種のもののうち最近インターロイキン(IL)がとくに注目されている。
CPC
頸部腫瘤の鑑別診断—54歳女性,上側頸部に3×4cm大の腫瘤
著者: 堀内正敏
ページ範囲:P.769 - P.772
側頸部の腫瘤を主訴として訪れる症例の鑑別診断は,頸部腫瘤を生ずる疾患に多くのものが予想されるため,鑑別のための検査はそれら多くの疾患を対象として進められる。しかしそれらの諸検査を施行してもなお時には,術前に確診の得られないこともある。そのような場合,確診が得られた後に改めて初診から病理組織診断までの経過を見直すと,それらの症状や検査結果がその疾患に由来したものであったことが解明され,なるほどと納得されるのである。しかし確定診断後に納得,理解されても,残念ながら術前には確定診断に及ばなかったのが事実である。そのような症例に遭遇し,診断確定後に鑑別の過程を振り返り,何故に疾患を特定しえなかったかを検討することは,われわれ臨床医にとって貴重な経験となりうるものと考える。今回呈示する症例はそのような,術前診断で診断が確定されず,術後の病理組織診断で疾患が明らかとなった症例の一つである。
医療ガイドライン
電子内視鏡の現状
著者: 丘村煕 , 稲木匠子 , 森敏裕
ページ範囲:P.773 - P.777
I.はじめに
電子内視鏡(electronic endoscope)とは先端部に超小型テレビカメラが組み込まれた新しい内視鏡で,硬性鏡,ファイバースコープにつぐ第三世代の内視鏡といわれている。電子内視鏡は1983年米国のWelch Allyn社からVideo Endoscopeの名称のもとに初めて紹介され,1985年には国産品が登場している。従来のファイバースコープはファイバー・バンドルにより画像を光のままで伝送するものであるが,電子内視鏡では先端部に内蔵された"新しい電子の眼"といわれる固体撮像素子で画像を電気信号に変換して伝送し,テレビモニター上に画像を再現するもので,従来の内視鏡とは全く異なっている。電子内視鏡は主に消化管用として開発されてきたが,すでに区域支まで観察できる気管支用も試作されている。
この新しい電子内視鏡は登場してまだ5年にすぎないが,高解像力,高画質な画像が得られること,種々の画像処理や画像ファイリングが容易なことなどの理由により,内視鏡診断学に新しい時代を開くものとして期待されている。本稿では電子内視鏡の原理,特徴,問題点などについて,ファイバースコープと対比しながら述べることにする。
海外トピックス
Workshop on Inner Ear Biology—その歴史と存続の基盤
著者: 永原國彦
ページ範囲:P.779 - P.782
はじめに
Workshop on Inner Ear Biology,確固たる組織をもたないままヨーロッパにおいて当初のアイデア通りに20年以上も生き続けているこの小さなグループは,中枢,前庭,ならびにオージオメトリーを切り離した内耳をその研究対象としている。そしてこの狭い分野において世界第一線の研究者たちがその最新の成果につき時に激しく討論しあう場でもある。今回,10年前に米国で発足したAROのモデルにもなったこのワークショップにつき報告せよとの依頼を受けたので,著者の連続10年の出席資料とこの活動的なグループの常連たちの意見を中心に,その歴史と存在意義ならびにオランダのナイメーヘンで開催された今年のトピックにつき報告する。
基本情報

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特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで
91巻7号(2019年6月発行)
特集 甲状腺腫瘍の診療最前線
91巻6号(2019年5月発行)
特集 細菌感染に立ち向かう—抗菌薬使用の新常識
91巻5号(2019年4月発行)
増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
91巻4号(2019年4月発行)
特集 初診時に必要十分な 問診・検査オーダー虎の巻
91巻3号(2019年3月発行)
特集 一側性難聴の現状とその対応
91巻2号(2019年2月発行)
特集 ここまできた! 頭頸部希少癌の治療戦略
91巻1号(2019年1月発行)
特集 役に立つ! アレルギー診療の最新情報
90巻13号(2018年12月発行)
特集 扁桃診療最前線—扁桃を取り巻く諸問題
90巻12号(2018年11月発行)
特集 見逃してはならない耳鼻咽喉科疾患—こんな症例には要注意!
90巻11号(2018年10月発行)
特集 今さら聞けないかぜ診療のABC
90巻10号(2018年9月発行)
特集 どこが変わった頭頸部癌診療ガイドライン
90巻9号(2018年8月発行)
特集 知っておきたい顎顔面形成外科の知識
90巻8号(2018年7月発行)
特集 知っておきたい遺伝学的検査と遺伝外来ABC
90巻7号(2018年6月発行)
特集 知っておきたい麻酔の知識
90巻6号(2018年5月発行)
特集 目からウロコ 内視鏡時代の臨床解剖
90巻5号(2018年4月発行)
増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために
90巻4号(2018年4月発行)
特集 基本診察・処置・手術のABC
90巻3号(2018年3月発行)
特集 頭頸部癌に対する薬物療法—最新情報
90巻2号(2018年2月発行)
特集② 知っておきたい眼科疾患の知識
90巻1号(2018年1月発行)
特集 こんなときどうする? 術中・術後のトラブル対応
89巻13号(2017年12月発行)
特集 どこが変わった頭頸部がんTNM分類
89巻12号(2017年11月発行)
特集 知っておきたい難治性副鼻腔疾患の診療
89巻11号(2017年10月発行)
特集② 知っておきたい耳鼻咽喉科の在宅医療
89巻10号(2017年9月発行)
特集 レーザー治療の最前線—コツとピットフォール
89巻9号(2017年8月発行)
特集 自宅でできるリハビリテーションのレシピ
89巻8号(2017年7月発行)
特集 ここが知りたい! 高齢化時代の頭頸部がん診療
89巻7号(2017年6月発行)
特集 耳鼻咽喉科で診る睡眠障害
89巻6号(2017年5月発行)
特集 抗菌薬を使いこなす
89巻5号(2017年4月発行)
増刊号 臨床力UP! 耳鼻咽喉科検査マニュアル
89巻4号(2017年4月発行)
特集 内視鏡手術の上達ポイント
89巻3号(2017年3月発行)
特集 女性と耳鼻咽喉科—診療のポイント
89巻2号(2017年2月発行)
特集 こどもの上手な診かた
89巻1号(2017年1月発行)
特集 めまい診療のNew Trend
88巻13号(2016年12月発行)
特集 聴神経腫瘍診療のNew Concept
88巻12号(2016年11月発行)
特集 外来に必須! 外用薬の上手な使い方
88巻11号(2016年10月発行)
特集 頸部郭清術のNew Concept
88巻10号(2016年9月発行)
特集 外リンパ瘻診療の新しい展開
88巻9号(2016年8月発行)
特集 頸部腫瘤を見極める
88巻8号(2016年7月発行)
特集 もう困らない! 異物摘出マニュアル
88巻7号(2016年6月発行)
特集 顔面神経麻痺—新たな展開
88巻6号(2016年5月発行)
特集 いまさら聞けない聴覚検査のABC
88巻5号(2016年4月発行)
増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル
88巻4号(2016年4月発行)
特集 嚥下障害の完全マスター
88巻3号(2016年3月発行)
特集 新しい指定難病制度を理解する
88巻2号(2016年2月発行)
特集② がん免疫療法のブレイクスルー—免疫チェックポイント阻害薬
88巻1号(2016年1月発行)
特集 小児の中耳炎を究める
87巻13号(2015年12月発行)
特集 漢方薬を使いこなす
87巻12号(2015年11月発行)
特集 これだけは知っておこう—鼻出血への対応法
87巻11号(2015年10月発行)
特集 心へのアプローチ—心療耳鼻咽喉科外来
87巻10号(2015年9月発行)
特集 長引く咳を診る
87巻9号(2015年8月発行)
特集② 今また結核を見直す
87巻8号(2015年7月発行)
特集② 味と味覚障害の最前線
87巻7号(2015年6月発行)
特集 All about頭頸部再建—多彩な皮弁を使いこなす!
87巻6号(2015年5月発行)
特集 注意すべき真菌症診療の落とし穴
87巻5号(2015年4月発行)
増刊号 こんなときの対応法がわかる 耳鼻咽喉科手術ガイド
87巻4号(2015年4月発行)
特集 最新の補聴器診療—補聴器による聴覚リハビリテーション
87巻3号(2015年3月発行)
特集 痛みの鑑別診断
87巻2号(2015年2月発行)
特集 膿瘍—マネジメントとピットフォール
87巻1号(2015年1月発行)
特集 新しい治療機器
86巻13号(2014年12月発行)
特集 口腔粘膜の難治疾患への対応法
86巻12号(2014年11月発行)
特集② 創管理の最前線—知っておきたい形成外科の知識
86巻11号(2014年10月発行)
特集 インフルエンザ
86巻10号(2014年9月発行)
特集 咽頭癌・頸部食道癌の治療戦略Update
86巻9号(2014年8月発行)
特集 前庭機能検査の新展開
86巻8号(2014年7月発行)
特集② 緩和医療・支持療法を知る
86巻7号(2014年6月発行)
特集 鼻副鼻腔内視鏡手術Update
86巻6号(2014年5月発行)
特集② 歯科口腔外科の話題
86巻5号(2014年4月発行)
増刊号 画像診断パーフェクトガイド―読影のポイントとピットフォール
86巻4号(2014年4月発行)
特集 音声外科Update
86巻3号(2014年3月発行)
特集② 知っておきたい血液内科の知識―専門医の診方・治し方
86巻2号(2014年2月発行)
特集 小児難聴Update
86巻1号(2014年1月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の最新トピックス
85巻13号(2013年12月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域疾患の最新疫学
85巻12号(2013年11月発行)
特集② 耳鼻咽喉科領域のジェネリック医薬品とサプリメント
85巻11号(2013年10月発行)
特集 帰してはいけない耳鼻咽喉科外来患者
85巻10号(2013年9月発行)
特集② 知っておきたい消化器疾患の知識―専門医の診方・治し方
85巻9号(2013年8月発行)
特集 局所副腎皮質ステロイドの正しい使い方
85巻8号(2013年7月発行)
特集② 知っておきたい呼吸器疾患―専門医の診方・治し方
85巻7号(2013年6月発行)
特集 分子標的薬時代の耳鼻咽喉科診療―処方するとき,服用患者を診るときのポイント
85巻6号(2013年5月発行)
特集② 知っておきたい神経内科の知識―専門医の診方・治し方
85巻5号(2013年4月発行)
特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方
85巻4号(2013年4月発行)
特集 身につけたいリハビリテーションの最新スキル
85巻3号(2013年3月発行)
特集② コーンビームCT活用法
85巻2号(2013年2月発行)
特集 ここまでできる外来手術
85巻1号(2013年1月発行)
特集 花粉症の治療―新たな展開
84巻13号(2012年12月発行)
特集 メニエール病Update
84巻12号(2012年11月発行)
特集② 知っておきたい小児科の知識―専門医の診方・治し方
84巻11号(2012年10月発行)
特集 扁桃とアデノイドUpdate
84巻10号(2012年9月発行)
特集② 知っておきたい眼科の知識―専門医の診方・治し方
84巻9号(2012年8月発行)
特集 HPV・EBVと頭頸部腫瘍
84巻8号(2012年7月発行)
特集 耳鼻咽喉科領域のアンチエイジング
84巻7号(2012年6月発行)
特集 診療ガイドラインのエッセンスとその活用法
84巻6号(2012年5月発行)
特集 耳鼻咽喉科手術におけるナビゲーションとモニタリング
84巻5号(2012年4月発行)
特集 最新の診療NAVI―日常診療必携
84巻4号(2012年4月発行)
特集 最新の漢方診療
84巻3号(2012年3月発行)
特集 知っておきたい精神神経科の知識―専門医の診方・治し方
84巻2号(2012年2月発行)
特集 ワクチン
84巻1号(2012年1月発行)
特集 日常診療で遭遇するトラブルへの対応
83巻13号(2011年12月発行)
特集 治りにくい症状への対応
83巻12号(2011年11月発行)
特集 知っておきたい皮膚科の知識―専門医の診方・治し方
83巻11号(2011年10月発行)
特集 こんなときどうする?―鼻科手術編
83巻10号(2011年9月発行)
特集 これを読めばPETがわかる
83巻9号(2011年8月発行)
特集 こんなときどうする?―耳科手術編
83巻8号(2011年7月発行)
特集 知っておきたい唾液腺疾患
83巻7号(2011年6月発行)
特集 こんなときどうする?―頭頸部外科編
83巻6号(2011年5月発行)
特集 最新技術―補聴器と人工中耳・人工内耳
83巻5号(2011年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科感染症の完全マスター
83巻4号(2011年4月発行)
特集 特殊疾患への対応
83巻3号(2011年3月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―疼痛への対応
83巻2号(2011年2月発行)
特集 診療所における工夫―私はこうしている
83巻1号(2011年1月発行)
特集 めまい―最新のトピックス
82巻13号(2010年12月発行)
特集 耳鼻咽喉科における心因性疾患とその対応
82巻12号(2010年11月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―書類作成と留意点
82巻11号(2010年10月発行)
特集 表在癌の新しい対応
82巻10号(2010年9月発行)
特集 好酸球関連の病変
82巻9号(2010年8月発行)
82巻8号(2010年7月発行)
82巻7号(2010年6月発行)
特集 耳鼻咽喉科領域と感染症
82巻6号(2010年5月発行)
特集 耳鼻咽喉科領域の術後機能評価
82巻5号(2010年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の検査マニュアル―方法・結果とその解釈
82巻4号(2010年4月発行)
82巻3号(2010年3月発行)
特集 診療ガイドライン・診療の手引き概要
82巻2号(2010年2月発行)
82巻1号(2010年1月発行)
特集 急性感音難聴の取り扱い
81巻13号(2009年12月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―知っておきたい臨床解剖
81巻12号(2009年11月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―外来手技とインシデント・アクシデント
81巻11号(2009年10月発行)
特集 聴覚障害を生じる薬物
81巻10号(2009年9月発行)
特集 放射線治療における有害事象
81巻9号(2009年8月発行)
81巻8号(2009年7月発行)
81巻7号(2009年6月発行)
特集 最近の頭頸部癌治療
81巻6号(2009年5月発行)
特集 リスクマネジメント
81巻5号(2009年4月発行)
特集 頭頸部再建外科―日常臨床から理論まで
81巻4号(2009年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科とチーム医療の実践(3)
81巻3号(2009年3月発行)
特集 診療所で必要な救急処置
81巻2号(2009年2月発行)
81巻1号(2009年1月発行)
特集 耳鼻咽喉科とチーム医療の実践(2)糖尿病合併者のステロイド療法
80巻13号(2008年12月発行)
特集 聴神経腫瘍の治療:症例呈示と治療原則
80巻12号(2008年11月発行)
特集 耳鼻咽喉科とチーム医療の実践(1)小児難聴児への対応
80巻11号(2008年10月発行)
80巻10号(2008年9月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―疾患とその処方例
80巻9号(2008年8月発行)
80巻8号(2008年7月発行)
特集 嚥下障害手術のコツ
80巻7号(2008年6月発行)
80巻6号(2008年5月発行)
80巻5号(2008年4月発行)
特集 オフィスサージャリー・ショートステイサージャリー
80巻4号(2008年4月発行)
特集 女性と耳鼻咽喉科疾患
80巻3号(2008年3月発行)
80巻2号(2008年2月発行)
80巻1号(2008年1月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―症例報告発表・論文執筆のコツ,注意点
79巻13号(2007年12月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―外来処置,手術のコツ,注意点
79巻12号(2007年11月発行)
79巻11号(2007年10月発行)
特集 地域医療との共生―術後処置の依頼と紹介
79巻10号(2007年9月発行)
79巻9号(2007年8月発行)
特集 耳鼻咽喉科関連の資格等の取得について
79巻8号(2007年7月発行)
79巻7号(2007年6月発行)
特集 新生児聴覚検診の役割
79巻6号(2007年5月発行)
79巻5号(2007年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科のリハビリテーション―症例を中心に
79巻4号(2007年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科領域の真菌感染の治療
79巻3号(2007年3月発行)
79巻2号(2007年2月発行)
特集 抗菌薬のファースト・チョイス
79巻1号(2007年1月発行)
特集 頭頸部領域の温度外傷・化学的腐食の取り扱い
78巻13号(2006年12月発行)
特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―手術手技とコツ
78巻12号(2006年11月発行)
78巻11号(2006年10月発行)
特集 スポーツと耳鼻咽喉科疾患
78巻10号(2006年9月発行)
78巻9号(2006年8月発行)
特集 耳鼻咽喉科疾患と高齢者(65歳以上)への対応
78巻8号(2006年7月発行)
78巻7号(2006年6月発行)
特集 知っておきたい耳鼻咽喉科疾患の病理
78巻6号(2006年5月発行)
78巻5号(2006年4月発行)
78巻4号(2006年4月発行)
特集 甲状腺疾患の診断と治療
78巻3号(2006年3月発行)
特集 突発性難聴の今
78巻2号(2006年2月発行)
特集 耳鼻咽喉科領域の疼痛
78巻1号(2006年1月発行)
特集 耳鼻咽喉科とウイルス
77巻13号(2005年12月発行)
77巻12号(2005年11月発行)
特集 耳管機能検査
77巻11号(2005年10月発行)
特集 副鼻腔炎
77巻10号(2005年9月発行)
特集 嗄声の診断と治療
77巻9号(2005年8月発行)
77巻8号(2005年7月発行)
特集 頸部リンパ節腫脹
77巻7号(2005年6月発行)
特集 補聴器に関する最近の変化
77巻6号(2005年5月発行)
特集 囊胞性疾患
77巻5号(2005年4月発行)
特集 聴力改善手術
77巻4号(2005年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科領域の異物とその摘出法
77巻3号(2005年3月発行)
特集 味覚・嗅覚障害
77巻2号(2005年2月発行)
77巻1号(2005年1月発行)
特集 顔面神経麻痺
76巻13号(2004年12月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の癌化学療法レジメン
76巻12号(2004年11月発行)
76巻11号(2004年10月発行)
76巻10号(2004年9月発行)
特集 頭頸部癌の治療指針―私たちはこうしている―
76巻9号(2004年8月発行)
特集 頭頸部癌の治療指針―私たちはこうしている―
76巻8号(2004年7月発行)
特集 頭頸部癌の治療指針―私たちはこうしている―
76巻7号(2004年6月発行)
特集 頭頸部癌の治療指針―私たちはこうしている―
76巻6号(2004年5月発行)
特集 頭頸部癌の治療指針―私たちはこうしている―
76巻5号(2004年4月発行)
特集 上気道アレルギーを診る
76巻4号(2004年4月発行)
特集 画像・動画の保存とプレゼンテーション
76巻3号(2004年3月発行)
特集 好酸球性中耳炎
76巻2号(2004年2月発行)
特集 人工聴覚手術の現況
76巻1号(2004年1月発行)
75巻13号(2003年12月発行)
特集 電子カルテの現在と将来
75巻12号(2003年11月発行)
75巻11号(2003年10月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科におけるナビゲーション手術
75巻10号(2003年9月発行)
75巻9号(2003年8月発行)
特集 いびきの治療
75巻8号(2003年7月発行)
特集 耳鼻咽喉科領域の皮膚・粘膜疾患
75巻7号(2003年6月発行)
75巻6号(2003年5月発行)
75巻5号(2003年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の機能検査―何がどこまでわかるか―
75巻4号(2003年4月発行)
75巻3号(2003年3月発行)
75巻2号(2003年2月発行)
特集 薬物による聴覚障害
75巻1号(2003年1月発行)
74巻13号(2002年12月発行)
特集 身体障害者福祉法と耳鼻咽喉科
74巻12号(2002年11月発行)
特集 急性感音難聴
74巻11号(2002年10月発行)
特集 小児の人工内耳
74巻10号(2002年9月発行)
74巻9号(2002年8月発行)
特集 難治性副鼻腔炎の治療
74巻8号(2002年7月発行)
74巻7号(2002年6月発行)
74巻6号(2002年5月発行)
特集 私のクリニック
74巻5号(2002年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科における手術の危険度
74巻4号(2002年4月発行)
74巻3号(2002年3月発行)
74巻2号(2002年2月発行)
トピックス めまいの治療
74巻1号(2002年1月発行)
トピックス 院内感染の現況とその取り扱い
73巻13号(2001年12月発行)
73巻12号(2001年11月発行)
トピックス 心身医学と耳鼻咽喉科
73巻11号(2001年10月発行)
73巻10号(2001年9月発行)
トピックス 嚥下障害
73巻9号(2001年8月発行)
73巻8号(2001年7月発行)
73巻7号(2001年6月発行)
73巻6号(2001年5月発行)
トピックス 耳鼻咽喉科・頭頸部外科と遺伝子解析
73巻5号(2001年4月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の新しい器械,器具
73巻4号(2001年4月発行)
トピックス クリニカルパスとその周辺
73巻3号(2001年3月発行)
73巻2号(2001年2月発行)
トピックス 今話題の花粉症
73巻1号(2001年1月発行)
72巻13号(2000年12月発行)
72巻12号(2000年11月発行)
トピックス 補聴器とその適合
72巻11号(2000年10月発行)
トピックス 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域のレーザー治療—その適応と成績
72巻10号(2000年9月発行)
72巻9号(2000年8月発行)
72巻8号(2000年7月発行)
72巻7号(2000年6月発行)
72巻6号(2000年5月発行)
72巻5号(2000年4月発行)
特集 全身疾患と耳鼻咽喉科
72巻4号(2000年4月発行)
72巻3号(2000年3月発行)
トピックス 結核と耳鼻咽喉科
72巻2号(2000年2月発行)
72巻1号(2000年1月発行)
トピックス 耳鼻咽喉科と奇形
71巻13号(1999年12月発行)
71巻12号(1999年11月発行)
トピックス ことばの障害と耳鼻咽喉科
71巻11号(1999年10月発行)
71巻10号(1999年9月発行)
トピックス めまい—私の考え方
71巻9号(1999年8月発行)
71巻8号(1999年7月発行)
71巻7号(1999年6月発行)
71巻6号(1999年5月発行)
71巻5号(1999年4月発行)
特集 再建外科
71巻4号(1999年4月発行)
71巻3号(1999年3月発行)
71巻2号(1999年2月発行)
71巻1号(1999年1月発行)
70巻13号(1998年12月発行)
70巻12号(1998年11月発行)
トピックス 頭頸部癌—私の治療方針と成績(その3)
70巻11号(1998年10月発行)
70巻10号(1998年9月発行)
トピックス 頭頸部癌—私の治療方針と成績(その2)
70巻9号(1998年8月発行)
70巻8号(1998年7月発行)
トピックス 頭頸部癌—私の治療方針と成績(その1)
70巻7号(1998年6月発行)
70巻6号(1998年5月発行)
トピックス ベル麻痺の診断と治療—最近の知見
70巻5号(1998年4月発行)
特集 高齢者の耳鼻咽喉科・頭頸部疾患—治療とリハビリのてびき
70巻4号(1998年4月発行)
70巻3号(1998年3月発行)
70巻2号(1998年2月発行)
70巻1号(1998年1月発行)
69巻13号(1997年12月発行)
69巻12号(1997年11月発行)
トピックス 頭頸部領域の乳頭腫—その基礎と臨床
69巻11号(1997年10月発行)
69巻10号(1997年9月発行)
トピックス 鼻アレルギーの診断と治療—最近の知見
69巻9号(1997年8月発行)
69巻8号(1997年7月発行)
69巻7号(1997年6月発行)
69巻6号(1997年5月発行)
特集 外傷と耳鼻咽喉科
69巻5号(1997年5月発行)
69巻4号(1997年4月発行)
69巻3号(1997年3月発行)
69巻2号(1997年2月発行)
トピックス 口腔疾患の診断と治療
69巻1号(1997年1月発行)
68巻13号(1996年12月発行)
68巻12号(1996年11月発行)
68巻11号(1996年10月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科手術マニュアル—私の方法
68巻10号(1996年10月発行)
68巻9号(1996年9月発行)
68巻8号(1996年8月発行)
トピックス 聴神経腫瘍
68巻7号(1996年7月発行)
68巻6号(1996年6月発行)
68巻5号(1996年5月発行)
68巻4号(1996年4月発行)
68巻3号(1996年3月発行)
68巻2号(1996年2月発行)
68巻1号(1996年1月発行)
67巻13号(1995年12月発行)
67巻11号(1995年11月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の画像診断
67巻12号(1995年11月発行)
67巻10号(1995年10月発行)
トピックス ウェゲナー肉芽腫症の診断と治療
67巻9号(1995年9月発行)
67巻8号(1995年8月発行)
67巻7号(1995年7月発行)
トピックス 下咽頭・頸部食道癌の治療とその成績
67巻6号(1995年6月発行)
67巻5号(1995年5月発行)
67巻4号(1995年4月発行)
67巻3号(1995年3月発行)
トピックス 日帰り手術
67巻2号(1995年2月発行)
67巻1号(1995年1月発行)
トピックス 耳鼻咽喉・頭頸部領域のスポーツ外傷
66巻13号(1994年12月発行)
66巻12号(1994年11月発行)
トピックス メディカルフォトテクニック
66巻11号(1994年10月発行)
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 腫脹の診断
66巻10号(1994年10月発行)
66巻9号(1994年9月発行)
トピックス 耳鼻咽喉科領域の真菌症—診断と治療
66巻8号(1994年8月発行)
66巻7号(1994年7月発行)
66巻6号(1994年6月発行)
トピックス 耳管機能とその評価
66巻5号(1994年5月発行)
66巻4号(1994年4月発行)
66巻3号(1994年3月発行)
トピックス 頭頸部領域の悪性リンパ腫
66巻2号(1994年2月発行)
66巻1号(1994年1月発行)
65巻13号(1993年12月発行)
65巻12号(1993年11月発行)
65巻11号(1993年10月発行)
特集 耳鼻咽喉科の機能検査マニュアル
65巻10号(1993年10月発行)
65巻9号(1993年9月発行)
65巻8号(1993年8月発行)
65巻7号(1993年7月発行)
トピックス 耳鼻咽喉科とリハビリテーション
65巻6号(1993年6月発行)
65巻5号(1993年5月発行)
65巻4号(1993年4月発行)
65巻3号(1993年3月発行)
トピックス 耳鼻咽喉頭頸部領域の自己免疫疾患—最近の知見
65巻2号(1993年2月発行)
65巻1号(1993年1月発行)
トピックス 環境と耳鼻咽喉科
64巻13号(1992年12月発行)
トピックス メニエール病の診断と治療
64巻12号(1992年11月発行)
64巻10号(1992年10月発行)
トピックス 内視鏡による診療・最近の進歩
64巻11号(1992年10月発行)
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 症候群事典
64巻9号(1992年9月発行)
64巻8号(1992年8月発行)
トピックス 耳小骨連鎖再建術
64巻7号(1992年7月発行)
64巻6号(1992年6月発行)
64巻5号(1992年5月発行)
トピックス 補聴器の処方
64巻4号(1992年4月発行)
トピックス 頸部腫瘤の穿刺吸引細胞診
64巻3号(1992年3月発行)
64巻2号(1992年2月発行)
64巻1号(1992年1月発行)
トピックス 副鼻腔のエアロゾル療法
63巻13号(1991年12月発行)
63巻12号(1991年11月発行)
トピックス 耳鼻咽喉科領域の異物とその除去法
63巻11号(1991年11月発行)
特集 外来診療マニュアル—私はこうしている
63巻10号(1991年10月発行)
63巻9号(1991年9月発行)
63巻8号(1991年8月発行)
トピックス 舌癌の治療
63巻7号(1991年7月発行)
63巻6号(1991年6月発行)
トピックス 耳鼻咽喉科医のための甲状腺疾患
63巻5号(1991年5月発行)
63巻4号(1991年4月発行)
63巻3号(1991年3月発行)
トピックス 高齢者と耳鼻咽喉科・愁訴と対応
63巻2号(1991年2月発行)
63巻1号(1991年1月発行)
62巻13号(1990年12月発行)
トピックス 鼻茸
62巻12号(1990年11月発行)
トピックス 聴力改善手術
62巻11号(1990年10月発行)
トピックス 心因性難聴
62巻10号(1990年10月発行)
症例特集 頭頸部腫瘍
62巻9号(1990年9月発行)
トピックス 嗅覚障害
62巻8号(1990年8月発行)
トピックス 小児副鼻腔炎
62巻7号(1990年7月発行)
トピックス 顔面神経麻痺
62巻6号(1990年6月発行)
トピックス 人工中耳・人工内耳
62巻5号(1990年5月発行)
トピックス 嚥下障害
62巻4号(1990年4月発行)
トピックス ダニとアレルギー
62巻3号(1990年3月発行)
トピックス 頭頸部癌に対する制癌剤の選択
62巻2号(1990年2月発行)
トピックス 音声外科
62巻1号(1990年1月発行)
トピックス 耳音響放射