icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科60巻9号

1988年09月発行

原著

慢性副鼻腔炎,上顎癌患者のNK細胞の検討

著者: 斉藤久樹1 朴沢二郎1 盛庸1 太田修司1 神均1 谷田次郎1 工藤肇2 高松秀悦3

所属機関: 1弘前大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2弘前大学医学部臨床検査学教室 3弘前大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.727 - P.733

文献概要

I.はじめに
 上顎癌患者に慢性副鼻腔炎の既往歴の多いことが報告1)されている。Burnet2)は発癌における免疫監視機構(immunological survcillance)の仮説を提唱したが,著者らは慢性副鼻腔炎患者の免疫監視機構に興味をもち,慢性副鼻腔炎ならびに上顎癌患者血清中,鼻汁中免疫抑制酸性蛋白(im—munosupprcssive acidic protein,以下IAPと略称)値が高値を示すことを報告3)した。今回はtwo-colorフローサイトメトリー分析4,5)を用いて慢性副鼻腔炎,上顎洞癌およびその他の鼻副鼻腔悪性腫瘍患者末稍血中のnatural killer (NK)活性細胞を測定し検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら