icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科60巻9号

1988年09月発行

私は知りたい

インターロイキン

著者: 澤木修二1

所属機関: 1横浜市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.739 - P.741

文献概要

I.はじめに
 癌の治療法として手術,放射線,化学療法に加えて,第四の治療法とでもいうべき免疫療法が登場し,その効果が期待されている。製剤は生物学的反応の見地からbiological response modifier(BRM)と総称される。すでに種々の製剤が出されており,それらは別の観点から非特異的免疫療法剤ともいわれる。
 その作用機序を点検すると,生体において腫瘍細胞傷害活性をもつキラーT細胞などを活性化し,それにより腫瘍に対応しようというものである。化学療法が直接腫瘍細胞を死滅させるのとは大いに異なっている。この種のもののうち最近インターロイキン(IL)がとくに注目されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら