文献詳細
原著
鼻腔inverted papillomaの治療法
著者: 溝尻源太郎1 柴裕子1 蓼原東紅1 矢田恒雄1 井上健造2
所属機関: 1兵庫県立成人病センター耳鼻咽喉・頭頸科 2神戸大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.757 - P.761
文献概要
鼻腔に発生するinverted papillomaに関する報告は内外を問わず数多くみられ,論点は①悪性像を伴うあるいは悪性化するものがあること,②高い頻度で再発すること,の2点に集約される。
悪性像あるいは悪性化の診断は術前の生検,術中の迅速診断,術後の摘出標本の検索などで病理医に委ねるべき事項であり,悪性像が確認されれば癌としての治療が必要になる。
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