文献詳細
特集 耳鼻咽喉・頭頸部領域の痛み—その機序と臨床
II.癌性疼痛 症状の経過と痛み
文献概要
はじめに
鼻腔,上顎洞の知覚神経支配は,図1に示すごとく三叉神経第2枝である。したがって上顎癌およびそれに伴う炎症により,歯痛,頬部痛,眼痛,さらに関連痛である頭痛が生じる。これらの痛みと上顎癌の進展度(T分類)および進展方向との関連を自験した上顎洞癌新鮮症例845例を解析して明らかにする。
鼻腔,上顎洞の知覚神経支配は,図1に示すごとく三叉神経第2枝である。したがって上顎癌およびそれに伴う炎症により,歯痛,頬部痛,眼痛,さらに関連痛である頭痛が生じる。これらの痛みと上顎癌の進展度(T分類)および進展方向との関連を自験した上顎洞癌新鮮症例845例を解析して明らかにする。
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