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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻10号

1989年10月発行

特集 耳鼻咽喉・頭頸部領域の痛み—その機序と臨床

III.非癌性疼痛 三叉神経痛の基本的治療

手術療法の適応と効果

著者: 福島孝徳1

所属機関: 1三井記念病院脳神経外科

ページ範囲:P.881 - P.884

文献概要

はじめに
 耳鼻咽喉科,頭頸部外科の領域において,顔面の痛みを訴える患者は多い。顔面痛をきたす原因疾患には種々様々なものがあり,偏頭痛や群発頭痛から始まってSluder症候群,帯状疱疹,副鼻腔炎,悪性腫瘍,歯科口腔外科的疾患,三叉神経痛,舌咽神経痛など多岐にわたる。最も重要なポイントは的確な診断であり,患者の訴える痛みの性質,発作様式,経過等を詳細に問診し,さらにレントゲン,CT,MRIなどの検査を十分に行って原疾患をよく把握せねばならない。本稿では,それらの鑑別診断の要点を述べ,特に三叉神経痛の治療と根治手術(微小血管減圧術)の適応,成績について詳述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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