文献詳細
特集 耳鼻咽喉・頭頸部領域の痛み—その機序と臨床
III.非癌性疼痛 炎症性疼痛の臨床特性と治療
文献概要
はじめに
口腔,咽頭,喉頭疾患の中で最も多い訴えは,疼痛である。従ってこの疼痛を通し耳鼻科医は,ある程度の診断をなさねばならない。また疼痛の状況をよくきくことにより,それのみで診断可能な場合もある。疼痛は次のように分けることができる。すなわち自発痛,嚥下痛,放散痛である。さらに持続的なもの,間歇的なもの,鈍痛,激痛,刺痛,圧痛等の性状に分けることもできる。
口腔,咽頭,喉頭疾患の中で最も多い訴えは,疼痛である。従ってこの疼痛を通し耳鼻科医は,ある程度の診断をなさねばならない。また疼痛の状況をよくきくことにより,それのみで診断可能な場合もある。疼痛は次のように分けることができる。すなわち自発痛,嚥下痛,放散痛である。さらに持続的なもの,間歇的なもの,鈍痛,激痛,刺痛,圧痛等の性状に分けることもできる。
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