文献詳細
特集 耳鼻咽喉・頭頸部領域の痛み—その機序と臨床
III.非癌性疼痛 炎症性疼痛の臨床特性と治療
文献概要
はじめに
顎・顔面外傷は種々の顔面骨骨折と軟部組織挫傷に分けられる。また,顔面骨骨折には①前頭骨折,②視神経管骨折,③眼窩底骨折,④鼻骨骨折,⑤上顎・頬骨骨折(Le Fort I型・II型・III型,頬骨体部骨折),⑥頬骨弓骨折,⑦歯槽骨骨折,⑧下顎骨骨折などがある1)(図1)。
ここで顔面外傷受傷直後から後遺症にいたる経過の上で,疼痛を主眼にその臨床特性と治療について解説する。
顎・顔面外傷は種々の顔面骨骨折と軟部組織挫傷に分けられる。また,顔面骨骨折には①前頭骨折,②視神経管骨折,③眼窩底骨折,④鼻骨骨折,⑤上顎・頬骨骨折(Le Fort I型・II型・III型,頬骨体部骨折),⑥頬骨弓骨折,⑦歯槽骨骨折,⑧下顎骨骨折などがある1)(図1)。
ここで顔面外傷受傷直後から後遺症にいたる経過の上で,疼痛を主眼にその臨床特性と治療について解説する。
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