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トピックス 耳鳴
耳鳴症の臨床
著者: 神崎仁1 小川郁1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.973 - P.976
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耳鳴は難聴,めまいと共に内耳疾患の3主徴の一つとされているが,難聴やめまいに比べて診断・治療の両面で遅れているのが現状である。これは耳鳴の発生機序が未だ明らかでないことや耳鳴の他覚的検査法が確立されていないことに加えて,耳鳴が痛みなどと同様に全身的・心理的要因など多くの要因により影響され易いためとも考えられる。
しかし,耳鳴を主訴に病院を訪れる患者は多く,今後これらの問題を解決することは耳鼻咽喉科医の使命であるといえる。
耳鳴は難聴,めまいと共に内耳疾患の3主徴の一つとされているが,難聴やめまいに比べて診断・治療の両面で遅れているのが現状である。これは耳鳴の発生機序が未だ明らかでないことや耳鳴の他覚的検査法が確立されていないことに加えて,耳鳴が痛みなどと同様に全身的・心理的要因など多くの要因により影響され易いためとも考えられる。
しかし,耳鳴を主訴に病院を訪れる患者は多く,今後これらの問題を解決することは耳鼻咽喉科医の使命であるといえる。
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