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原著
頭頸部腫瘍剖検例の臨床病理学的検討—第1報 鼻・副鼻腔悪性腫瘍
著者: 小池聰之1 宇野欽哉1 岡本宏司1 佐藤嘉余子1 万代光一2 土井原博義2
所属機関: 1国立病院四国がんセンター耳鼻咽喉科 2国立病院四国がんセンター研究検査科
ページ範囲:P.1019 - P.1023
文献購入ページに移動頭頸部領域に原発を有する悪性腫瘍の遠隔転移は比較的少なくない。特に上顎癌は早期発見の困難さに加え,解剖学的に頭蓋内浸潤を生じやすく,生存率も低く,遠隔転移を論ずるには至らなかった。
しかし,近年治療手技の向上により5年生存率もよくなり,それに伴なって遠隔転移を生じた症例をしばしば経験するようになった。
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