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医療ガイドライン
耳鼻咽喉科における細菌検査—(1)培養
著者: 杉田麟也1
所属機関: 1順天堂大学浦安病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1049 - P.1054
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耳鼻咽喉科医の日常診療において感染症患者の占める割合が大変に高い。感染症の治療は細菌培養検査および薬剤感受性検査成績に従って実施するのが理想であるが,化学療法が普及した今日,細菌検査の結果が出てから化学療法をすることはむしろまれで,検査材料を採取したならばただちに化学療法をおこなうことがふつうである。
細菌検査も担当医が検体を採取し,用意しておいた培地に塗布,培養し,細菌の種類を同定するのが本来の姿である。しかし設備,時間などの理由で今日では病院の検査室,民間の検査センターに依頼していることが多い(図1)。
耳鼻咽喉科医の日常診療において感染症患者の占める割合が大変に高い。感染症の治療は細菌培養検査および薬剤感受性検査成績に従って実施するのが理想であるが,化学療法が普及した今日,細菌検査の結果が出てから化学療法をすることはむしろまれで,検査材料を採取したならばただちに化学療法をおこなうことがふつうである。
細菌検査も担当医が検体を採取し,用意しておいた培地に塗布,培養し,細菌の種類を同定するのが本来の姿である。しかし設備,時間などの理由で今日では病院の検査室,民間の検査センターに依頼していることが多い(図1)。
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