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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻12号

1989年12月発行

原著

巨大な先天性真珠腫と中頭蓋窩手術

著者: 古川仭1 大尾嘉宏巳1 山本憲1 梅田良三1 山嶋哲盛2 山下純宏2

所属機関: 1金沢大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2金沢大学医学部脳神経外科学教室

ページ範囲:P.1123 - P.1126

文献概要

はじめに
 中耳に発生した真珠腫が,内耳破壊1),頭蓋底侵入2),時に頭蓋内合併症3)を併発することがよく知られている。一般にそのようなケースは中耳炎に続発することが多く,後天性真珠腫である。最近われわれは,内耳障害を呈した患者で,錐体骨を破壊し,中頭蓋窩に進展した巨大な先天性と考えられる真珠腫を脳外科医との協力で経中頭蓋窩法で摘出した。ここにその症例を報告し手術法について紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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