文献詳細
医療ガイドライン
文献概要
はじめに
感染症の治療に化学療法剤を用いる場合,もっとも適切な治療を行うには,原因菌に対してもっとも効力のある薬剤を使用するのが望ましいことはいうまでもない。そのために薬剤感受性検査が考えられ,ひろく実施されている。とくに近年多くの化学療法剤が開発され,またその一方ではメチシリン耐性黄色ブドウ球菌,アニピシリン耐性インフルエンザ菌など耐性菌の存在が報告されている現状では,菌種を決定しただけで,どの薬剤が有効であるという推定は困難である。
感受性検査の目的は,(1)臨床上適切な治療を行うための薬剤選定が最大の目標であるが,一方では,(2)薬剤の評価における抗菌スペクトルの決定,(3)感受性分布の調査による疫学上の応用,(4)さらに薬剤感受性の差による菌種鑑別の応用など,ひろい範囲にわたる。
感染症の治療に化学療法剤を用いる場合,もっとも適切な治療を行うには,原因菌に対してもっとも効力のある薬剤を使用するのが望ましいことはいうまでもない。そのために薬剤感受性検査が考えられ,ひろく実施されている。とくに近年多くの化学療法剤が開発され,またその一方ではメチシリン耐性黄色ブドウ球菌,アニピシリン耐性インフルエンザ菌など耐性菌の存在が報告されている現状では,菌種を決定しただけで,どの薬剤が有効であるという推定は困難である。
感受性検査の目的は,(1)臨床上適切な治療を行うための薬剤選定が最大の目標であるが,一方では,(2)薬剤の評価における抗菌スペクトルの決定,(3)感受性分布の調査による疫学上の応用,(4)さらに薬剤感受性の差による菌種鑑別の応用など,ひろい範囲にわたる。
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