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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻2号

1989年02月発行

原著

von Recklinghausen病に合併した頭頸部malignant schwannomaの1例

著者: 中山正基1 朝倉哲彦1 西沢輝彦1 松田一巳1 粟博志2

所属機関: 1鹿児島大学医学部脳神経外科学教室 2敬親会豊病院脳神経外科

ページ範囲:P.113 - P.119

文献概要

I.はじめに
 schwannomaは代表的な良性腫瘍の一つであるが時に悪性転化することも知られており,その頻度は2.0〜15%1〜3)といわれている。一方malig—nant schwannoma (以下MSと略記)はその約10%が頭頸部に発生4〜8)し,さらにvon Reckling—hausen病(以下R病と略記)に合併することが多い9,10)とされる。今回われわれはR病の患者で幼少時より頭頸部腫瘤を有し,約8年を経過した後,悪性転化し急速に増大したMSの1剖検例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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