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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻3号

1989年03月発行

原著

早期聴神経腫瘍の検討—初発症状と温度性眼振検査,ABR所見について

著者: 五十嵐秀一1 小出千秋1 猪股茂樹1 北村哲也1 中野雄一1

所属機関: 1新潟大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.181 - P.185

文献概要

I.はじめに
 最近の画像診断法の発達により神経耳科学的検査では確定診断のつかない早期聴神経腫瘍が容易に診断できるようになってきた。とくにair CTcisternography (air CTC)とtarget imagingを併用することにより診断確率はほぼ100%といえる。一方画像診断で早期聴神経腫瘍と確定診断された症例の神経耳科学的所見を検討すると,温度性眼振検査での半規管麻痺(CP)やABRの陽性率は従来述べられているほど高率ではないように思われる。今回われわれは早期聴神経腫瘍の神経耳科学的所見と初発症状について検討を加えたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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