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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻3号

1989年03月発行

文献概要

CPC

著しい気道狭窄をきたした気管原発腺様嚢胞癌の1例

著者: 平野浩一1 小野勇1 海老原敏1 朝戸裕貴1 呉屋朝幸2 中島孝3

所属機関: 1国立がんセンター病院頭頸科 2国立がんセンター病院外科 3国立がんセンター研究所病理部

ページ範囲:P.225 - P.229

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 腺様嚢胞癌(adenoid cystic carcinoma:以下ACCと略す)はその大部分が小唾液腺由来のものである。気管原発ACCは頻度も低く当院では全ACC 98例中4例にすぎない。臨床的にも初期にはぜんそくとして治療されたり,甲状腺癌の気管浸潤や頸部食道癌および食道癌の頸部リンパ節転移との鑑別が臨床的には困難な場合もある。
 最近上記の特徴をよく示す気管原発のACCを経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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