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医療ガイドライン
文献概要
I.抗菌剤の開発と使用量の動向
1929年FlemingがPenicillium notatumからpeni—cillinが産生される事実を報告してから,抗菌剤開発の進歩は著しく,わが国における抗菌剤の生産額は図1のように年々増加し,1980年には他の4大主要薬剤,すなわち循環器,中枢樽経系,消化器,腫瘍関連の薬剤の合計額に匹敵するに至っている。その後,他の薬剤群の生産額がそれぞれ増加したため抗菌剤の比率はやや低下しているが,総額では依然として首位を占めている。
図2はわが国における各種抗菌剤開発の経緯を年次的に示しているが,これに関連して使用抗菌剤の種類と使用量にも変遷がみられ,図3に示されているように1970年代前半までかなりの量を生産していたクロラムフェニコール,テトラサイクリン,マクロライドなどの系統の薬剤に代って,ペニシリン,セフェムなどのβ—ラクタム剤の使用量が増加し,とくにセフェム剤の生産量はこの10年間に急増している。
1929年FlemingがPenicillium notatumからpeni—cillinが産生される事実を報告してから,抗菌剤開発の進歩は著しく,わが国における抗菌剤の生産額は図1のように年々増加し,1980年には他の4大主要薬剤,すなわち循環器,中枢樽経系,消化器,腫瘍関連の薬剤の合計額に匹敵するに至っている。その後,他の薬剤群の生産額がそれぞれ増加したため抗菌剤の比率はやや低下しているが,総額では依然として首位を占めている。
図2はわが国における各種抗菌剤開発の経緯を年次的に示しているが,これに関連して使用抗菌剤の種類と使用量にも変遷がみられ,図3に示されているように1970年代前半までかなりの量を生産していたクロラムフェニコール,テトラサイクリン,マクロライドなどの系統の薬剤に代って,ペニシリン,セフェムなどのβ—ラクタム剤の使用量が増加し,とくにセフェム剤の生産量はこの10年間に急増している。
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