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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻5号

1989年05月発行

原著

補聴器使用が奏功した高度難聴者の1例

著者: 暁清文1 小林泰輔1

所属機関: 1愛媛大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.355 - P.358

文献概要

I.はじめに
 高度難聴者の中には聴力が極度に悪いにもかかわらずわずかの聴覚を頼りに補聴器を使用して社会生活に不自由ないコミュニケーションを行っている例がある。今回中耳炎を伴う聾患者に鼓室形成術を行ったところ,低音域でわずかながらも聴覚がみられるようにこなり,さらにこ補聴器の使用で日常生活に不自由のない程度にこまでコミュニケーション能力の改善した症例を経験した。このような症例は実地臨床では必ずしも稀ではないと思われるが,高度難聴者の治療を考えるうえで参考になると思われるので,その詳細について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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