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原著
嗅神経芽細胞腫の2症例
著者: 佐久間信行1 沖田渉1 堀内康治1 船井洋光1 飯沼壽孝1 小山和行2
所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院耳鼻咽喉科 2東京大学医学部放射線医学教室
ページ範囲:P.365 - P.369
文献購入ページに移動嗅神経芽細胞腫は比較的稀に発生する腫瘍1)で,1924年のBergerら2)による報告が最初である。症例として原著に報告された数は諸外国で約200症例,本邦では23症例3〜17)である。本邦の報告によれば,諸外国と比較してその予後は不良16)である。われわれは比較的早期に発見され現在までは良好な経過を示す嗅神経芽細胞腫の2症例を経験したので報告する。
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