icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻5号

1989年05月発行

原著

全盲より視力の著明改善が得られた蝶形骨洞嚢胞の1症例

著者: 伊藤修1 市村恵一1 丹生健一1 八木昌人1

所属機関: 1東京都立府中病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.371 - P.373

文献概要

I.緒言
 蝶形骨洞嚢胞はその解剖学的位置から視力障害をきたすことが多く,また嚢胞の開放により視力の回復が期待できる疾患1)である。しかし全盲をはじめとする高度視力障害例の予後は不良とされ正常視力への回復は稀1,2)である。今回われわれは失明後9日目に開放術を施行し著明な視力同復を呈した症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら