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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科61巻5号

1989年05月発行

海外トピックス

第2回頭頸部癌カンファレンス

著者: 堀内正敏1

所属機関: 1東海大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.413 - P.415

文献概要

 International Conference on Head and Neck Cancerと称する会議が4年に1度開催されている。第1回が1984年にBaltimoreで開かれ,今回が2回目である。1988年7月31日より8月5日までBostonのSheratonHotelを会場として催された。わが国からも10数人の出席者があり,それぞれに内容豊かな研究成果を発表されていた。筆者は第1回に続いてこの会議に出席する機会を得たので,大体の内容を紹介して会の印象を述べる。
 この会議を主催したのは米国の頭頸部外科学会(Mi—chigan大学のKrause教授が会長)であった。4年前のBaltimoreのときから頭頸部癌のrescarch workを討議するため国際的な会議を開き,積極的に米国以外の国の意見を聞きたいという米国の姿勢がうかがえた。第1回のconferenceにも約28か国が参加していたが,今回は22か国からの参加者がみられた。会場はホテルのballroomが主会場として使用されていたが,会議を運営するための講演の会場としてホテルに隣接した建てられた会議場(Hynes Convention Center)の中の数多くのmeeting roomが使われた。100〜300人を収容する部屋を数室使用して一度に5〜6会場で講演が同時進行した。この施設には20数室の会議室が用意されており,多くの分科会が進行可能である。参加するわれわれも会場の間を渡り歩きやすい。日本でも最近大きな会議や各種催しが可能な設備が準備され始めており,幕張,横浜,丸の内都庁跡地など全国10数の都市で会議場の計画がされているという。願わくばホテルと隣接したmeetinghallを作って欲しいものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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