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原著
楕円形輪状軟骨による声門下狭窄1剖検例を通しての検討
著者: 八木昌人1 市村恵一2 水口国雄3 宮田章子4 横路征太郎4
所属機関: 1東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2東京都立府中病院耳鼻咽喉科 3東京都立府中病院検査科 4東京都立府中病院小児科
ページ範囲:P.429 - P.433
文献購入ページに移動先天性声門下狭窄(以下,声門下狭窄と略)は先天性喘鳴の原因として数多く報告されている。しかしその多くは内視鏡,あるいは手術時の所見に基づいており,剖検により狭窄部位の形態学的特徴について考察した報告は少ない。今回私どもは声門下狭窄で死亡した生後1か月の乳児の剖検例を経験した。病歴の詳細はすでに報告1)済であるが,今回はとくに狭窄部位の形態学的特徴について考察を加えたい。
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